言葉のなかに潜む言葉は、耳では聞けないメロディー、音のない霊の歌である。感覚を霊的にするとは、楽園における人間の汚れのない感覚活動を取り戻すことである。いつまでも地上を信頼せよ。ただし、不可視になる以外に、地上に逃げ場はない。すなわち、われわれのなかにしか逃げ場はない。
Cf. Danielou, Origen, 307. Rilke cited in Heller, Disinherited Mind, 169.
無を言葉のなかへ戻せ。その目的は、言葉が自分にとって無になることである。言葉は自分を指差すというよりは、自分の彼方を指差す。言葉は透明になり、空(から)の言葉になる。空の言葉は、事物における空虚に対応する。
透明。光を上へ向けず、中へ向けよ。あるいは光を透過させよ。テクストを見るのではなく、テクストを通して見よ。行間を見よ。透かし編みのように、白地の上の黒のように、言語を見よ。あるいは黒地の上の白を見よ。夜空がそうであるように、あるいは我々の夢が航跡を描く空間がそうであるように。
Cf, Richard, Mallarme, 388, 484, McLuhan, Gutenberg Galaxy, 106-107.